ストレス

あなたの会社は大丈夫?たったの5分でわかる「職場環境」ストレスチェック

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厚生労働省の「患者調査」によると、平成23年時点で、日本には700万人を超える「うつ病」患者がいるようです。この数字は現在も増え続けていることでしょう。

「自分はうつ病にはならない」と思っている人も多いかもしれません。しかし、仕事ストレスは自分が知らないうちに溜まってしまい、ある日突然爆発してしまうということも十分ありえます。

今回は、厚生労働省が作成した「5分でできる職場のストレスチェック」を紹介するとともに、うつ病などの精神疾患との上手な付き合い方を提案します。

真面目な人ほどストレスがたまりやすい!?

正直なところ、ストレスのない職場というものは少なくないのではないでしょうか。「仕事なんて本当はしたくなんだから、仕事自体がストレスだ……」と言いたくなる気持ちは、きっと多くの人が持っているはずです。

しかし、ここでいうストレスとは「必要以上の精神的負担」を指すことに注意します。

【例】
・自分の能力が生かされていない
・辛い時に相談する相手がいない
・四六時中仕事ばかりで心が休まる時がない など

多くの人は職場内でのコミュニケーション不足や、心の緊張のほぐし方をあまり知らないことなど、さまざまな要因からストレスを溜め込んでしまっているようです。

うつ病は真面目で有能な人ほどなりやすい」と言われます。これは能力があるため周囲から期待を寄せられ、キャパシティー以上の仕事を任されても、断ることができずについ引き受けてしまうからなのだとか。

こういった職場のストレスは、「これが当たり前だから」とついつい思ってしまい、客観的には見えてこないものです。そこで厚生労働省のストレスチェックの出番です。

あなたは大丈夫?厚労省のストレスチェックとは

厚労省が提供する「5分でできる職場のセルフチェック」には、全部で57問の選択式のアンケートが設けられています。

仕事についての質問が17問、最近1ヶ月の精神状態についての質問が29問、周囲の人たちとの関係性についての質問が9問、仕事と家庭生活についての満足度を問う質問が2問の、計57問です。4つの選択肢を選んでいくと、最後に診断結果が表示されます。

【参考】5分でできる職場のストレスチェック:こころの耳

▼ 実際の質問画面

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▼ 実際の診断結果画面

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「ストレスの原因因子」「ストレスによる心身反応」「ストレス反応への影響因子」の3つの項目がグラフで表示され、これからどうすべきなのか、アドバイスまでくれます。

▼ 実際のコメント画面

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ページの末尾には、同じく厚労省が作成する「ストレスケアを自分でする方法」をレクチャーしてくれるページが用意されています。自分の置かれている状況や、精神状態を知るにはちょうど良いツールです。

人によっては5分もかからないので、自分の心と向き合うきっかけのためにも、一度試してみることをお勧めします。

まずは自分で気づくことから

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他人から「最近気持ちが疲れてるんじゃない?」と言われても、自分がそう思っていなければ「大丈夫だ」と思ってしまうのが人は多いのではないでしょうか。ストレスを溜めないようにするには、まずは自分自身のストレスに気付かなくてはいけません。これを「メンタルヘルスのセルフマネジメント」と言います。

最近はヒューマンスキル系の研修講座などでも、この「メンタルヘルスのセルフマネジメント」の講座があるほど、現代のビジネスパーソンにとって必要なスキルなのです。

自分のストレスに気づくこと」は、ひとつの技術でもあります。「自分のことは自分が一番分かっている」と思いがちですが、実はわざわざ向き合わなければ気づかないことも多いものです。一度きちんと自分と向き合うところから、ストレスケアは始まります。

ストレスと付き合う方法を知ろう!

職場問題や家庭問題、経済的問題といった社会的なストレス要因は、物理的・化学的・生物学的要因に比べて、より大きなストレスになると言われています。しかし、生活していく上で、そのようなストレスを完全に排除することはできません。そこで、社会的なストレスとうまく付き合う方法を知っておく必要があります。

ストレスと付き合うのはそれほど難しいことではありません。

【例】
・深呼吸やヨガなどの心身の緊張をほぐす方法を実践する
・ストレッチや適度な運動などを生活に取り入れる
・仕事から離れた趣味を持つ
・辛い時に相談できる場所を作っておく…… など

大切なのは「楽しい」と思えることです。無理に運動をしたり、苦手な友人と遊んでみたりしても結局ストレスを増やすだけで終わってしまいます。心と対話して、自分の心地よい行動をするようにしましょう。

「相談できる場所」というのは、友人や家族だけではありません。心理カウンセラーや行政が提供する「働く人の悩みホットライン」などのサービスを利用することもおすすめです。

日本カウンセラー学院首席講師の雨宮利枝氏によると、アメリカではカウンセリングを受けるのは一般的なことだそうです。日本では「心を病んだ」「切羽詰まった」人がいくようなイメージがまだまだ根強いですが、心のメンテナンスをするのは世界レベルでは普通のことなのです。

ビジネスパーソンとして成長したいのであれば、仕事をがむしゃらに頑張ることも大切ですが、自分の心の管理もできるようになりましょう。

おわりに

職場にストレスはつきものです。しかしそれを「当たり前」と我慢してばかりいると、精神的に参ってしまいます。そんな心の悲鳴に気づくために、まずは「メンタルヘルスのセルフマネジメント」から始めてみましょう。

自分ひとりで頑張りすぎず、周囲の知人・友人はもちろん、カウンセラーなどの専門家を頼ることも必要です。その第一歩として、まずは今回紹介した、「5分でできる職場のストレスチェック」の診断を受けてみてはいかがでしょうか。


(編集・執筆:サムライト
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