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コヴァ・ジャパン株式会社専務取締役・吉岡氏が語る、Wantedly Adminで飲食業界のバリスタやパティシエなど9名を採用できた理由(前編)

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イタリア・ミラノで200年続く、ルイヴィトングループの老舗飲食店「COVA JAPAN」。これまでエンジニアやデザイナーなどの採用事例が多かった中、はじめての飲食店での採用事例ということで、前編は、専務取締役の吉岡 仁氏に Wantedly Admin の活用方法についてお話を伺いました。

実は、飲食専門の求人サイトよりも高確率で採用に成功しています。

—これまで何人採用できたのでしょうか?

正社員やアルバイトを含めて、合計で9人です。就職先が決まっていた方で、就職するまで実践経験を積みたいと考える学生さんや、私が以前教えに行ったことがある専門学校出身のパティシエ、三つ星フレンチの立上げを経験したことがあるスタッフなどです。

Wantedlyで飲食経験者の登録ユーザの割合は多くないと思っていましたが、これだけの人数をWantedly Admin 経由で採用できて非常にびっくりしています。

—すごいですね!

そうなんです。今回採用したスタッフも、実は私の知り合いの知り合いにあたる、配達業者の昔の同僚でした。スタッフに募集要項を応援してもらったことで、友達のタイムラインに流れてきたのがきっかけだったと言います。

—入社された方は、吉岡さんと何かしらつながりがあったというわけなんですね。これまでCOVA JAPANさんはどんな人材媒体を使っていたのですか?

専務取締役・吉岡氏

専務取締役・吉岡氏

飲食店がよく使う人材媒体(紙媒体も)は、一通り掲載してみました。ただ、飲食に特化してターゲットが狭くなる分、半月で20~30万も費用がかかってしまうんです。さらに、ベーシックなプランだけでは他の求人と差別化ができないので、多くの人に見てもらうためにバナー広告や表示順位を上げるためのオプション機能をつけないといけませんでした。それだけ費用をかけているにも関わらず、半月の掲載期間中に1,2人採用できればいいかなという程度でした。

逆にWantedly Adminでは、2014年8月から始めて、これまで9人採用できているので、定期的に月1人くらいを採用できていると考えると、飲食業界では相当な高確率ですね。

—Wantedly Adminでの採用活動は何人で行っていますか?

私含めて3人で行っています。最初は私がメッセージの返信をしていますが、応募者の住んでいる場所に合わせて、一番近い店舗の店長に、メッセージの続きをお願いしています。例えば、名古屋に住んでいる方だったら名古屋店の店長に引き継いでメッセージのやり取りをしてもらっていますね。それにメッセージの履歴も追えるので、すべてWantedly Adminで完結できて非常に助かっています。

それに、仕事柄出張も多いので、外出先では「Wantedly Admin」のアプリを使っています。応募が来るとお知らせが来るので、外出先でもすぐに確認できるところがうれしいです。返信が早い方が返信率が高いことが分かっているので、iPhoneのメモ帳にあらかじめ最初の返信用テンプレートをつくっています。

—「話を聞きに行きたい」と応募があった中で、実際にお会いするのはどのくらいの割合ですか?

メッセージをしたのが半分ほどで、実際にお会いするのは、応募していただいた方のうちの4分の1ほどですね。一度お会いして、その場でこちらから「ぜひ来てほしい」とオファーを出す方もいます。接客業なので、COVAの雰囲気に合っているか、接客マナーは身についているかを確かめるためにも、気になった方とはまずは会うようにしています。Wantedly Adminの場合、会うハードルが非常に低いこともいいですね。

それに、まずは一度会ってみることでその方と長く働くことができそうか確かめることができるのも、積極的に会う理由のひとつです。

—面談ではどんなお話をされていますか?

「現在はどんなことしているんですか?」「今後はどんなことしたいの?」「どうしてWantedlyで探していたの?」など、大まかな人となりを質問しながら、「COVAのどんなところに興味を持ちましたか?」と、実際の応募に対する温度感も確かめています。雑談を含めて、一人あたり30分~1時間くらいとってざっくばらんに話しています。

—採用を決めた方の特徴は、どんな方が多いですか?

一言でいうと、「夢を持っている方」ですね。かつて専門学校で教えていたときに話したことがあるのですが、日本語だと「夢」という単語はひとつしかありませんが、英語だと「DREAM」と「FANTASY」の2つの表現方法があります。「DREAM」は具体的にやりたいことや実現したいこと。「FANTASY」は、『いつか自分のお店を持てたらいいな』とぼんやりと思っている空想のことです。採用を決めた方は、どの方も前者の「DREAM」を持っていた方です。

「夢(DREAM)を持っている方」とは、例えば『自分のお店を持ちたい』という目標を叶えるために、これからどのくらい貯金をしていかないといけないのか計算して実行に移している方です。今20歳だとして、30歳までに自分のお店を開こうと考えるとします。お店を建てるために約1,000万円必要なので、そのうちの500万円を借りると考えると、今後10年間で残りの500万貯めるために、月にいくら貯金するのかを想定して生活することが出来る人のことです。つまり、夢を叶える人とは、夢を実現させるために現実的な数字を見ながらコツコツ進んでいく人だと思うんです。

「バリスタで世界一になりたい」って本当に思っている方って、寝ずに本を読んで勉強していると思いますし、いろんなカフェに行って珈琲を飲んで味の引き出し方の違いを感じ取ろうとするはず。狭い分野で一番を取るには、マニアの中でも一番のマニアじゃないと勝てないからです。高い目標を掲げつつも今何をしないといけないのかを考えながら仕事をしている人だと、一緒に働きたいなと思いますね。

キャッチーなタイトルと会社の雰囲気を伝えるカバー写真を意識して募集を作成しました。

—募集要項で印象的だったのが、カバー写真とタイトルでした。吉岡さんは募集を作成する際にどのようなことを心がけましたか?

カバー写真は、メニューに使われている「創業当時のCOVAの絵画」を使ってみました。他の会社さんがカバー写真を作り込んでいるので逆に自分たちは写真のイメージだけで伝えてみました。

2013年の夏に、私たちはルイヴィトングループに入ったのですが、COVA JAPANは一般顧客向けの飲食店ではないので、詳細に説明するよりも「LVMH(ルヴィトン)グループ)」と端的に書いた方が多くの方に興味を持ってもらいやすいのではないかと思い、タイトルに入れてみました。


LVMH(ルイヴィトン)グループ初の食ブランドCOVA! 各種スタッフ募集

—確かに!自分たちにまつわるキャッチーなキーワードを探すことは大事ですね!

そうですね。わかりやすさで言うと、募集内の写真でも料理の写真やバリスタの道具を使ったりなど、COVA JAPANらしいものを選びました。

—募集を作成する際に、どのくらい時間をかけましたか?

最初の募集は、1時間くらいです。これまで私たちが考えていたことや、会社として知ってほしい情報を考えて記入して、提供している料理の写真もアップロードして公開してみました。公開後すぐにトライアルプランの閲覧上限数の10名を越えてしまって。応募いただいた方が素敵な方ばかりで、飲食店の企業の募集が少なくブルーオーシャンだったこともあって、思い切ってビジネスプランにアップグレードを決めました。

ビジネスプランになったときには、募集内容が同じでもタイトルやカバー写真を変えるだけでも応募してくる層が変わると聞いたので、定期的に募集を作成しています。

もっと多くの飲食店の企業に、Wantedly Adminで募集を出してほしいです。

—今後はどんな人を採用していきたいですか?

今後は、「経理を担当してくれるバックオフィス系のスタッフ」を募集したいと思っています。現在スタッフ数が少ないので、営業もやりながらマーチャンダイザーもやりつつ広報もやるという、いろんな業務を兼務しているので。

—最後に、何かメッセージはありますか?

私たちのような、飲食店の採用成功事例をきっかけに、多くの飲食店さんもどんどんWantedly Adminで募集をしてほしいなと思います。そうすることで、Wantedlyの既存ユーザに加えて新しい層が登録するので、これまでリーチできなかったようなユーザからの応募も増えると思っています。まずは、私たちがどんどん拡散をすすめていきたいです!

—FANTASYではなくDREAMがある人を採用したい、という言葉がとても響きました。ありがとうございました!後編では、今回採用が決定したバリスタの桂さんにお話を伺い、彼がCOVA JAPANに入社するまでを振り返ってお話いただきます。

【後編】「飲食業ではたらく夢は、挫折しても諦めることはできませんでした。」COVA JAPAN バリスタスタッフ桂 有希氏インタビュー (後編)

(写真・編集: 平野太一)

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