社長の参加は必須!? 学生の入社志望度を高める「会社説明会」の手引き

社長の参加は必須!? 学生の入社志望度を高める「会社説明会」の手引き

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2016年度の新卒採用の企業広報が3月に解禁されてから、約1ヶ月半。今まさに「会社説明会ラッシュ」という企業も多いことでしょう。

会社説明会は、学生と企業が初めて直接的なコンタクトを取れる、貴重なチャンス。特に今年は採用選考の開始時期が従来の4月から8月へと後ろ倒しとなり、説明会から選考まで間が空くので、企業にとっては「どれだけインパクトを与えられるか」という勝負の場になります。

選考に進んでくれるかどうかは、ここの出来次第と言っても過言ではありません。そこで今回は、基本的な会社説明会の流れと学生を惹きつけるテクニックをいくつかご紹介します。

会社説明会とは

まずは会社説明会の基本を押さえておきましょう。
会社説明会の様子

なぜ会社説明会を開くのか?

会社説明会の主な目的は、大きく分けて以下の2つです。

【1】会社と仕事への理解を深め、ミスマッチをなくすこと
【2】自社の志望度を高め、選考に進んでもらうこと

「できるだけ多くの学生に選考を受けてほしい」と思う人事の心情はよく分かります。ただ、経営理念や企業カラーに合わない学生を採用しても、お互いが不幸になるだけ。そのミスマッチを防ぐためにも、会社説明会できちんと会社と仕事に対する理解を深めてもらうことが重要です。

その上で、興味を持ってくれたターゲット学生の志望度を高め、その先の本エントリーや面接へと進んでもらうように魅力づけを行う必要があります。

会社説明会の流れ

基本的な会社説明会の流れは、大体以下の通りです。

▼会社概要の説明
▼職種ごとに仕事内容の紹介
▼社長または役員のメッセージ
▼先輩社員の話
▼質疑応答
▼今後の選考フローやスケジュールの説明
▼アンケート記入

最初に会社の全体像を理解してもらってから、具体的な職種や仕事内容を説明するとスムーズです。次に社長や役員から熱いメッセージを発信し、自社の魅力をアピールします。その後に若手社員の具体的な仕事のエピソードを紹介すると、実際に働くイメージが湧いて良いでしょう。そして一通りの話が終わったら質疑応答に入り、最後に今後の流れを確認して終了です。

終了後、説明会の満足度や会社の志望度などに関するアンケート調査を行うと、人事としては学生の温度感を知る上で非常に参考になります。改善点なども見えやすいのでオススメです。

学生の志望度を上げる方法

説明会で話を聞く学生
次に、ターゲット学生に「この企業に就職したい!」と思わせる工夫をご紹介します。

1.社長や役員を登場させる

どこの企業も「やる気のある学生が欲しい」と言うと思いますが、それは学生側から見ても同じです。特に成長意欲の強い学生は「やる気が感じられる企業に入社したい!」という意志を持っているため、説明会でもしっかりアピールする必要があります。

そこで手っ取り早くやる気を示す方法が、社長や役員などの会社の経営陣を登場させること。最終面接になれば幹部クラスが出てくるのは普通のことですが、最初の説明会から社長が出てくると、かなり採用への本気度が伺えます。何より経営者の言葉は熱量が高く、説得力があるもの。ぜひ社長にも積極的に説明会へ参加してもらいましょう。

2.ベンチャー企業は「安定」より「刺激」を語る

学生人気の高い企業ランキングを見ると、やはり上位は大手ばかり。そうしたところは企業の「安定性」を武器にできますが、ベンチャー企業やスタートアップなどの成長企業は、大手とは戦い方を変える必要があります。企業戦略としては、安定ではなく「刺激」をアピールすることが採用成功の鍵となるでしょう。

たとえば、入社後はどんなに大きな仕事ができるのか、どこまで任せてもらえるのかという具体的な内容や、共に会社を作り上げていく面白さや大手では味わえない成長スピードを実感できることなどを伝えれば、仕事にやりがいを求める学生の志望度を上げることができるはずです。また、安定志向の学生はそこで候補から外してくれるはずなので、ミスマッチの防止にもなります。

3.若手社員への質疑応答の場を設ける

一般的な会社説明会の質疑応答と言えば、人事担当者が答えるものが多いと思います。しかし学生の志望度を上げるためには、学生との年齢が近い若手社員への質疑応答の時間を持つのもオススメです。その方が、学生たちは実際に入社した場合の数年後の未来像を描きやすいですし、「こんなカッコイイ社会人になりたい」という前向きな気持ちが芽生えやすくなります。

ただし、その際の人選には注意が必要です。仕事ができて、かつ話し上手な人を選ぶようにしましょう。そうでないと、かえって「この会社は微妙だな…」と引かれてしまうかもしれません。

会社説明会をキャンセルされた時の対応

キャンセル
どんな会社でも、直前になってキャンセルの連絡をしてくる学生は多かれ少なかれ必ずいるものです。そんな時は、すぐに「縁がなかった」と諦めるのではなく、連絡があった時点で次の説明会の予約を促す動きに切り替えましょう。

一度は自社に興味を持ってエントリーしてくれた学生ですから、そのままみすみす逃がすのはもったいないです。電話連絡ならその場で「何日なら参加できそう?」と予約を取り、メールなら次回以降のスケジュールを送るなどして、できるだけ前向きに対応しましょう。

おわりに

会社説明会は、学生にとって本格的な就職活動の「入口」です。その重要性を理解して、自社の魅力がきちんと伝わるような準備をして臨みましょう。

(編集・執筆:サムライト

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