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『採用に魔法はない』クックビズ人事が語る”やりきる” 採用術とは

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「食」に関わる人材サービスを行うクックビズ株式会社。『フード産業を人気業種に』というビジョンのもと、大阪を拠点に正社員やアルバイトの求職者と求人企業を結びつける転職サービスを展開するほか、飲食店専門の求人サイトを運営するなど、飲食業に特化した人材サービス事業を営んでいる。

売上は毎年倍以上の成長を遂げ、同時に社員数も毎年約2倍で推移しているなど、絶賛成長中だ。そしてその成長を支えるべく直近半期では、なんと70名採用を目標するなど積極的に採用活動を行っているという。

今回は採用拡大期に、たった一人で人事部を務める中西氏にお話を伺った。

 

ー今回はよろしくお願いいたします。まずは会社概要を簡単にご紹介いただければと存じます。

弊社は『フード産業を人気業種にする』をビジョンに掲げ、飲食に特化した人材サービスをさせていただいております。大きく分けて2軸でサービス展開しており、人材紹介サービスと求人広告サービスを行っています。

フード産業はいわゆる3K(キツイ・汚い・危険)と呼ばれ、新卒志望業界ランキングでもワースト1位になるほど不人気の職種です。そんな中、どうすれば人気業種にできるだろうと言うことを考えて、単に人材紹介をするだけでなく、飲食の人事担当者向けの研修などを行っています。また最近では一次産業まで踏み込んで、農家向けの人材紹介や、農家と料理人をつなぐ、産直流通マーケットなども運営をしています。

ーありがとうございます。現在は役職としては広報兼人事として働いていらっしゃるとのことですが、入社時から今のポジションだったのでしょうか。

私は営業6名、ライター1名のときに入社したのですが、当時は営業事務や営業補佐、総務を含むバックオフィス業務をマルッとまとめてやっていました。その後は、会社の拡大に応じて新しい部署を作るときに、そこを担当すると言った形で、マーケティングなどを経験し、今のポジションに。今まで人事部はなく最近になってやっと立ち上げたばかりなので、広報と兼任しながら一人でやっています。

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ーベンチャーあるあるというか、名刺を見てうわぁとなるやつですね。(笑)
特に最近では会社として採用を強化していると伺ったのですが、会社唯一の人事として、採用活動に関して大切にしていることはありますか?

混同しないように応募前と応募後に分けて話しますが、共通していることを一言で言えば「取りこぼさないように」です。

まず応募前ですが、Wantedly上では特に募集要項についてはあまり細かい業務内容等は書かないようにしています。理由は、大きな枠組みで会社を見てもらえるようにするためです。

細かい内容を書いてしまうと、できるできないや好き嫌いが優先されてしまい、連絡するしないの判断を、「できることベース」でさせてしまう可能性があります。

もちろん細かい業務の内容の一致は必要ですが、まずは会社やサービスを好きになってくれたり、目指す世界を一緒に作ってみたいと思ってくれることが大切だと考えています。そのためにビジョンを全面に押し出し、あえて大きな枠組みで書くようにしています。

応募後は、幅広さとスピードを意識しています。

まずは幅広さですが、基本的に応募を頂いた人にはすぐに連絡をして、できるだけ多くの方と会うようにしています。正直工数はかかるのですが、弊社に少しでも興味を持ってくださった方なので、きちんと向き合うべきだと考えています。サービスの種類も多いですし、どこかで縁があるのではと思っている部分もあります。

そして何よりもスピードです。

そのことが最も現れているのは、面談/面接です。弊社では人事部などの担当者が面談を行わず、基本1次面談は現場の責任者、2次面談になると役員が行っています。

スピードを持つことで他社と迷わせないといった狙いが大きいですが、初めから現場の責任者が面談を担うことは、サービスを熟知している者だからこそ、きちんと思いがこもった話ができるという、代表が創業当時から大切にしていることの現れでもあります。

これらの採用ノウハウは自社採用を行うなかで培ったものでもありますが、自社で人材サービスを展開する中で培ったノウハウでもあるので、自信を持って行っています。

ーありがとうございます。では採用活動の中でWantedlyが担っている役割を教えて下さい。 

そうですね。Wantedlyを使い始めたときからのリファラル採用の延長をしているイメージがあります。

Wantedlyを利用し始めて一番最初に採用をした社員も社長の友人の友人でしたし、更に採用を進めて全く別ルートで採用した人が、Wantedlyで最初に採用した人と元同僚だったということもありました。

これはWantedlyのユーザー特性が引き起こしていると思うんですが、ユーザーとユーザーを取り巻く環境が転職に前向きな風潮があること、会社のビジョンに共感して転職を決める事が多いので、Wantedly経由で採用した人が入社後すぐに友人を紹介してくれると言ったケースが多々あります。自社で人材サービスを運営していてもあまり見ないケースなので、とても驚いています。

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ーすごいですね。もしクックビズさんならではのWantedly利用術があれば教えてください。

各部署が今どんな人材がほしいかを全社員に伝えるツールとしても利用しています。

会社としてリファラル採用を全面的に行ってる話をさせていただきましたが、会社の規模が大きくなればなるほど、いい人がいるけど自分の部署では募集をしていないし、他の部署で欲しい人材がわからないから紹介できないといったことが増えていきます。しかし募集を公開し、全社員に向けて公開のアナウンスと応援のお願いすることで、今何処でどんな人材が必要なのかを社員全員が認識できます。これはとても大きなメリットだと思っています。 

ーそんな活用術があるんですね。最後に人事アンテナの読者の方に一言お願いします。

採用術というテーマで取材を受けていろんなことを話しましたが、私自身、採用に魔法の近道はないと思っています。本当に愚直にやりきることが全てだと思って取り組んでいます。採用術なるものは本やweb上にたくさん載っているので、たくさんの方法を愚直に試して、自社に合うものを取捨選択していくことが最大の近道だと思います。

ーありがとうございました。

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