『会いに行けるベンチャー』フィードフォース渡邉康晴氏が語る、企業の認知度向上戦略(前編)

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2006年の設立以来、WEBマーケティングの分野に着目し、RSSやソーシャルログイン、データフィードといった最先端の分野で事業を展開。ユーザーと“つながる”ためのサービスを提供し続けている株式会社フィードフォース

「他社にはない、オンリーワンのサービスを生み出しつづける」。そんな企業文化をもっと多くの人に知ってもらうため、主に学生を対象とした取り組みを行っています。

今回は、会社をより多くの人に知ってもらうために実施している『会いに行けるベンチャー』の狙いと効果について、フィードフォース人事部の渡邉康晴さんに話を伺ってきました。

ベンチャー企業の場合、待つのではなく自ら“攻め”に行く姿勢が大切

—まず始めに、現在の採用状況について伺えますでしょうか。新卒、および中途の求職者についてはどのように候補者の方を集められているのでしょうか?

渡邉:弊社の新卒採用に関しては、現在エンジニアと総合職の2職種に分かれています。エンジニアの採用については、いわゆる「逆求人イベント」に出て、学生と1対1の場で会ってお話をするというのが多いです。

総合職については、ベンチャー企業が中心の「就活生向けの情報サイト」を活用しています。そこではセミナーの情報を掲載して、学生を集めるというのが主な取り組みになります。また、それ以外にも逆求人サイト等を使用し、こちらからオファーを送ることもあります。共通しているのは、1対1でじっくり話をする機会をできるだけ多くとることです。

人事部:渡邉康晴さん

人事部:渡邉康晴さん

—なるほど。様々な媒体を組み合わせて活用されているんですね。では、具体的に『会いに行けるベンチャー』の制度について伺いたいのですが、こちらはどういった狙いで始められたのでしょうか?

渡邉:会社説明会の告知をしようとした時のことですが、弊社はまだまだベンチャー企業ということもあり、待っていても誰も来ないかもしれないと思ったのがきっかけですね。ただ、ベンチャー企業自体には興味がある人はいるので、『会いに行けるベンチャー』というような企業があってもいいのではと思って作りました。あとは、AKBのパクリです(笑)

—実際、そこから採用に繋がった社員の人数を伺ってもよろしいでしょうか?

渡邉:来年の内定承諾まで至ったのが現在8名いるんですが、そのうちの3名がこのイベントをきっかけに来て頂いています。ちなみに、その出会った第一号の方がそのまま内定の承諾まで至っています。

『会いに行けるベンチャー』で来社した一人目の学生が内定に!

『会いに行けるベンチャー』で来社した一人目の学生が内定に!

他の方は、外で行われた違うイベントでお会いして、『会いに行けるベンチャー』の内容を説明したところ興味を持って頂き、面談に進んで頂いたという流れになりますね。

学生と正直に話し合えるフラットな場をつくる

—今の話を伺うと、直接採用に繋げるというよりは、1クッション挟んで「間接的に採用する」という印象があるのですが、その場ですぐに選考に進めないのは、なぜですか?

渡邉:それは単純な理由ですが、会社見学のような気持ちで気軽に来てほしいからですね。

—確かに、その後の採用過程に繋がるイベントと聞くと、少し身構えてしまうイメージがあります。

渡邉:そうですね。なので、基本的には学生と1対1でお話させて頂くのですが、本当にざっくばらんにお話をしています。現在は、私が中心になって対応させて頂いているのですが、内容やリクエストによっては、現場の社員を引き合わせたりすることもあります。

—その場では、具体的にどういった話をされるんでしょうか?

渡邉:弊社の事業内容などはもちろんですが、相手のやりたいことや将来どうなりたいかなど、キャリア相談みたいな会話をすることが多いですね。今は新卒の学生が主な対象ですが、今後は中途採用にも拡張していきたいと考えています。

—実際にそのイベントに参加した学生からは、どのようなフィードバックをもらうことが多いですか?

渡邉:その場自体を褒めてくれる方が結構いらっしゃいますね。企業によっては「説明会だと聞いて行ったら、実は選考があった…」なんていう例もあるというのを聞いたりするので、「本当に選考はないんですね!」という反応が(笑)。

—なるほど(笑)。

渡邉:弊社では、学生たちにベンチャー企業がいいのか大企業がいいのか、まだどこを受けるか迷っている段階でも来てもいいと言っているんです。完全にフラットで、お互いに正直に話せるようにと、この場を設けています。

その結果、フィードフォースに興味を持ってくれたら嬉しいですが、仮に採用に繋がらなかったとしても、それはそれでいいと思っています。学生さんからも、そういう場があるというのが嬉しいという前向きな評価を頂いています。

社員にとっても自分を見つめなおす良い機会に

—現場の社員の方を引き合わせることもあるとのことですが、社員の方にとってはどのような効果があると考えていますか?

渡邉:そうですね。現場の社員が就活中の学生と話す機会があることで、既存社員のモチベーションアップにも繋がっていると感じています。「仕事が忙しいから迷惑だ」という社員はいないですね。元々、弊社の代表が採用活動を行っていたこともあって、そういった活動を大切にするという考えが社員に浸透しています。

実際に学生と会うと、キラキラと目を輝かせながら「どんなことをされているんですか?」「成長したところはどこですか?」「将来どうなりたいですか?」と、とても純粋な気持ちで聞いてくるので、質問に答えているうちに我々も自分の仕事について、整理し直す良い機会になるんです。

「自分もこんな時があったなぁ」とか「自分ももっと頑張らなきゃ!」という風に自分自身を見つめなおすことで、学生の頃の初心に帰るという意味でも非常に良い機会だなと思っています。

—後編では、これからの人事に必要なことを中心に伺っていきます。ご期待ください!

(編集・執筆:サムライト
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