GameWith今泉社長

月間6億PV達成のカギは、SNSでのラブコールにあり?GameWith 今泉卓也氏に学ぶ、優秀な人材の集め方(前編)

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「ゲームをより楽しめる世界を創る」ことをビジョンに掲げ、2013年にスタートした株式会社GameWith。ゲーム攻略情報メディア『GameWith』を立ち上げ、たった3ヶ月で月間1000万PVを達成しました。今年に入ってからは早くも月間6億PVを超え、その勢いはとどまることを知りません。

この急成長の理由は一体どこにあるのでしょうか。もちろん、ゲーム業界の追い風ムードもありますが、スタートアップながら、早くからバラエティに富んだ優秀な人材を採用できたことも大きかったそうです。仲間内や知人だけでなく、全く面識のない人にもSNS上でアプローチをしていたのだとか。今回はその点について、代表取締役の今泉卓也氏に伺ってきました。

前の会社では、マネジメントに失敗していた

GameWith今泉社長
—まず最初に、会社を立ち上げた当初の想いや、GameWithの事業について教えてください。

今泉:とにかく自分は、昔からずっとゲームが好きなんです。小学生の頃にはもう、授業が終わったら友だちと一緒にゲームする…みたいな毎日が当たり前になっていました(笑)だから、ゲーム関連の仕事をするのは、ごく自然な流れでしたね。

この会社を立ち上げる前は、ブラウザゲームを作る他の会社の経営に参画していました。実際にゲームの開発をしたり、技術面でのマネジメントをしたりしていたんです。

最初の頃はよかったんですが、2012年頃からアプリゲームが台頭してきて、ブラウザゲームしか作らない会社だったので経営がどんどん厳しくなってしまって。アプリとブラウザのゲームだと、使う技術も必要な人材も全然違ってくるんですよね。

そんな時代の流れもあり、また社内のコミュニケーション不足によって社員の心が離れ、離職率が高くなってしまったこともあり、マネジメント的にも失敗してしまって。結局、その会社は解散することになったんです。

でも、元々ゲーム好きの自分としてはやっぱり「悔しいな」という気持ちがあって。それに、ゲーム業界って日本の中でもかなり急成長中の業界で、市場もどんどん伸びているんですよ。だから、「次に何かやるとしてもゲーム業界だな」と思っていて。もちろんもう1度ゲームを作る会社を作ることも考えたんですけど、市場がアプリに変わっていく中で、ゲームを作る会社はたくさんあるのに、その周辺環境のサービスってなかなか出てきていなくて、そこにチャンスがあるなと思い始めたんです。

そこから、ゲームをサポートするというか、ゲームをやる人たちがもっと楽しめるような環境を作って、ゲーム会社とユーザーの双方がWin-Winになるようなサービスができないかなと思い、GameWithという会社を作りました。

ほぼ初対面の3人で始めた、マンションでの共同生活

GameWith今泉社長
—なるほど。そうしてゲームの攻略情報コミュニティ『GameWith』が生まれたわけですね。そして約3ヶ月で1000万PVを達成されたと。

今泉:そうですね。2013年の9月末にリリースして、そこから3ヶ月ぐらいで到達しましたね。今年の年明けには、6億PVまで成長しました。ここまでずっと右肩上がりだったわけではなく、色々と試行錯誤を重ねてきたので、最初に出したサービスとは中身が大分変わっているのですが。

—これだけ短期間で大きな結果を出せたのは、当然目のつけどころが良かったというのもあるでしょうが、やはりそこに関わる「人」も重要だったのかなと。立ち上げ時は、どんなチームだったんですか?

今泉:一番最初のメンバーは、デザイナー1人と、エンジニア1人と、自分を含め3人ですね。まずはオフィスとしてマンションの一室を借りて、3人でそこに住みながら開発しました。実は最初から「次はマンションでやろう」と決めていたんですよね。何か困っていることや不満があったときに、それをちゃんと言えるような関係性を作りたいなと思って。そのためには、一緒に住むのが1番てっとり早いなと(笑)

—お2人とは、どこで知り合ったんですか?

今泉:自分は学生時代から動画サービスとかを色々作って出したりしてたんですけど、同じように個人でアクションを起こしている人たちと、SNSを通じて意見交換とかをしていて。最初に声をかけた2人とはそこで出会いました。

だから、別に大学のサークルが一緒だとか、会社の同期とか、そういうリアルの知り合いではなくて。マンションで共同生活を始めたとき、1人は本当に「はじめまして」の方で、もう1人も1〜2回会ったことがある程度でした(笑)

—そんなほとんど初対面の人たちに「一緒に会社をやろう」と持ちかけて、すんなりOKをもらえたんですか?

今泉:まずは「会社を作ったから、手伝ってほしい」というスタンスで声をかけました。正直、僕の場合はタイミングに恵まれた感があります。当時2人は他の仕事もやっていたんですが、企業に属しているわけではなくて、手も空いていたんです。だから運がよかったのかなと。

面識がない人にも、SNSでどんどん声をかけた

GameWith今泉社長
Wantedlyで拝見したんですが、出版社での編集経験がある方や、大手SNS会社で開発をされていた方など、御社にはバラエティに富んだ経験豊富なメンバーが集まっていますよね。どうやってその方々にジョインしてもらったんですか?

今泉:1から会社を作るとなると、まずメンバーを集めなければ何も始まりませんよね。だからとにかく、最初は自分が「この人と一緒に働きたいな」と思う人に、片っ端から連絡を取っていったんです。学生時代の友人やバイト仲間にも声をかけましたし、そんなに面識がなくても、「この人いいな」と思ったらSNS上でガンガン声をかけていきました

でも、やっぱりこういうのってタイミングも大きいですし、声をかけてすぐに「じゃあ行きます」という感じには、なかなかならないんですよね。転職する立場としては、立ち上げ期で売上もなく、何もない会社に入るとなると非常にリスクが高いですし。

—そこに対して、どのように不安を払拭して人を集めていったんですか?

今泉:最初はプログラムも何もないので、とにかく自分の想いやビジョンをひたすら語りましたね。ゲーム市場がどんどん熱くなってきている中で、これからやろうとしていることにどんな想いがあるのか、事業がどんな風に伸びていくのか。そして伸びた後にどういうことをしていきたいか、という長期ビジョンまで熱弁しました。

それだけ語っても、やっぱり「そんなリスクは取れないよ」という人もいましたけど、中には「一緒にやってみたい」と共感してくれる人もいて。そういう人たちに巡り会えるまで、声をかけ続けることが大事なのかなと思っています。

つづく

後編では、採用した優秀な人材に長く活躍してもらう工夫や、アルバイトも含むメンバー全員が輝ける企業文化のつくり方などについて伺います!

(編集・執筆:サムライト

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