合同説明会を甘く見てはいけない!明暗を分けるのは人事の「準備力」

合同説明会を甘く見てはいけない!明暗を分けるのは人事の「準備力」

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4月に入り、いよいよ本腰を入れて2016年の新卒採用をスタートさせた企業も多いはず。その中には、「まずは合同説明会にでも参加してみようかな…」と何となく考えている新米人事の方もいらっしゃるかもしれません。

でもちょっと待って下さい。合同説明会って、そんな甘いものではありません。時間もコストも労力もかかりますし、単に「参加する」だけなら、ハッキリ言って時間の無駄です。ただ、十分に活用できれば、それなりのお金とパワーを注ぎ込む価値はあります。今回は、企業の明暗を分ける合同説明会の準備についてお話ししましょう。

合同説明会とは?

合同説明会とは、複数の企業が同じ会場で企業説明会を開催する就活イベントのこと。一社の企業説明会とは違い、予約不要のものが多く、基本的に入退場も自由です。(ただし、事前登録が必要だったり、当日に整理券を配布して人気企業のイベントを先着順で締め切ったりするケースもあります。)

数十社から数百社までと規模は様々ですが、いずれも各社のブースが設けられ、学生は気になった企業があれば時間の許す限り何社でも話を聞くことができます。

企業が合同説明会に参加するメリット

椅子に座る就活生

1.普段は出会えない学生に会える

企業側には、合同説明会はWebだけでは出会えない学生と接点が持てるというメリットがあります。リクルートの調査によると、合同説明会で着席した企業を「その日初めて知った」と答えた学生は、全体の70%に上ったのだとか。イメージ先行で有名企業ばかりに目が行きがちな学生にとっては、合同説明会が新たな企業との出会いの場になります。それと同時に、認知度の低い企業にとっては自社の魅力を参加学生たちに知ってもらうチャンスとなるわけです。

2.セグメントをかけることも可能

一般的な合同説明会の場合、どんな学生が来てくれるかは蓋を開けてみないと分かりません。しかし最近は、機械系・電気系の学生限定、留学生・バイリンガルの学生限定などの合同説明会も増えてきました。これらを利用すれば、最初からターゲット学生に絞ってアプローチすることが可能です。また、各大学のキャリアセンターが開催する合同説明会なら、大学名でセグメントをかけられます。

3.他の企業の採用活動を見て勉強できる

「自社の採用活動がうまくいかない」「採用ノウハウが足りない」という企業は、合同説明会を他の企業がどのように学生にアピールしているかを研究する場にするのも1つの手。採用活動が上手な企業をお手本にすれば、自社に何が足りないかが見えてくるかもしれません。

適当にやってはいけない事前準備

話し合う人事たち

▼参加する合同説明会を選ぶ

まずはどの合同説明会に参加するかを決めましょう。主催者は、リクルートなどの就職サイト運営企業から各地方の新聞社、大学のキャリアセンターまで多岐にわたります。それに伴い、無料のものから数十〜数百万円する有料のものまで、参画料金も様々です。同じ主催者の合同説明会でも、エリアやブースの大きさによって料金が変わることがあるので、きちんと下調べを行いましょう。

ちなみに、大学主催の合同説明会は基本的に無料ですが、大学によっては企業からの申し出を断り、個別にオファーを出しているところもあるので注意が必要です。

▼プレゼンの準備をする

次に、当日ブースに集まってくれた学生たちにプレゼンをする資料を作成します。スクリーンに映すパワポ資料だけでなく、紙の資料やパンフレットも用意するのがオススメ。学生は1日に多くの企業を見て回るため、形に残る資料を渡しておかないとすぐ忘れられてしまう可能性が高いからです。

また、学生の印象に残すためには伝える内容はもちろん、話し手のエンターテイメント性も重要です。本番に臨む前に、必ずプレゼンの練習をしておきましょう。

▼人員と役割分担を決める

人員選出も軽視はできません。学生たちにマイナスな印象を与えないように、ルックスが良い人、ユーモアセンスがあって話の上手い人を選ぶことが大切です。また、最低1名は学生に年齢が近い20代の若手社員を入れることをオススメします。理系採用なら、若手の技術者も連れて行くとさらに良いですね。メンバーが決まったら、プレゼン役・フォロー役など当日の役割分担を決めておきましょう。

合同説明会当日のアドバイス

プレゼンする人事
当日は、営業になったつもりでしっかり自社の良さをアピールしましょう。そして単なる説明だけで終わらず、次の一手につなげるためにぜひアンケートを実施してください。参加学生たちの温度感や傾向を知る材料になるのはもちろん、大学名やメールアドレスをGETできるのも大きなポイントになります。

それから、現場にはカメラを持って行くこと。後に自社の採用ページやSNSに投稿する際にも使えますし、お手本にしたい企業の採用活動の様子を撮影しておけば貴重な資料になります。

おわりに

合同説明会を「学生が話を聞きにくる場」と捉えるのは危険です。あくまで「企業が存在価値や想いを伝える場」なので、そのスタンスを間違えると失敗に終わる可能性も大。参加するからにはきちんと目的意識を持ち、十分に事前準備をしてから臨んで、ぜひ有意義な1日にしてくださいね。

(編集・執筆:サムライト

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