ニトリに学ぶ、ソーシャルリクルーティングを成功させる秘訣

ニトリに学ぶ、ソーシャルリクルーティングを成功させる秘訣

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近年、広報や採用活動のために力を入れる企業が急増していると言われるソーシャルリクルーティング。特に今年からは就活の解禁時期が後ろ倒しになったこともあり、学生との接点を増やすためにSNSを活用する人事担当者も増えているのではないでしょうか。

そこで今回、日本一の人気採用Facebookページを持つと言われた株式会社ニトリに注目。この会社がソーシャルリクルーティングにおいてどんな工夫をしているのか、調べてみました。

ニトリ×ソーシャルリクルーティング

ニトリFacebook新卒採用ページ

そもそも、ソーシャルリクルーティングとは?

簡単に言うと、ソーシャルリクルーティングとはSNSを活用した採用手法のことです。日本でもFacebookが広く普及し始めた2010年頃から、採用活動の一環として導入する企業が増えてきました。

ソーシャルリクルーティングのメリットは、大きく分けて2つあります。まずは従来の採用手法と比べて圧倒的にコストが下がること。Facebook、TwitterなどをはじめとするSNSの利用は基本的にすべて無料なので、情報発信にかける費用を大幅に削減することができます。

もう1つは、企業と学生の相互理解を深められること。SNSを使えば、従来の選考ではなかなか実現できなかった双方向のコミュニケーションをいとも簡単に行うことができます。その結果、採用でミスマッチが起こりにくくなるので、内定辞退や早期退職者を防ぐことにもつながるのです。

ニトリは2014年のランキングでも部門1位を獲得

ニトリはランキング1位
家具の「お、ねだん以上。」のCMでもおなじみで、一般的な知名度も高いニトリ。しかし、実は学生の就職先人気企業ランキングでは100位以内にも入っていません。

一方、企業の就職Facebookページの「いいね」の数が多い順にランキング形式で発表される「ソーシャル就職人気企業ランキング」では、2011年に電通や日本生命などをおさえて堂々の1位。2014年は総合6位でしたが、「サービス業/その他業界部門」で1位を獲得しています。

SNSを上手く使えば、採用で就職先人気企業と張り合える

このニトリの例から分かるのは、既存の就職ランキングでは上位に入れなくても、ソーシャルでなら学生人気の高い超有名企業とも対等に戦える可能性があるということです。

就活の「後ろ倒し」により、採用活動においては元々人気のある大手企業がさらに優位に立つだろうと言われています。しかし、やり方さえ工夫すれば、スタートアップ中小企業でも勝ち目を見い出せるかもしれません。そこで次に、ニトリが実際にどんな工夫をしているかをご紹介します。

ニトリのFacebook活用術

1.写真の投稿が多い

ニトリのFacebook新卒採用ページを見ると、ひと目で写真つきの投稿が多いことが分かります。「どんな社員がいるのか」「どんな社風なのか」といったことが想像しやすいですよね。



「なんだそんなことか」と思った方もいるかもしれません。しかし、画像の力は意外と大きいもの。就活生に「こんな人たちと一緒に働きたい」と思わせるためには、こうした些細な努力の積み重ねが大切です。

ちなみに、ニトリは写真だけでなく、採用担当の挨拶などの動画も公開中。動画は写真以上に社員の人となりや現場の空気感が伝わりやすいので、今後はここに力を入れる企業が伸びてくるかもしれません。


2.更新頻度が高く、コンテンツも豊富

ニトリのFacebookページは、更新の頻度がかなり高め。そしてコンテンツの中身も、説明会やインターンシップの様子、人事の声、ニュース記事など、種類が豊富です。「説明会の告知だけ」などの偏った更新ではなく、見る人が飽きないように工夫されています。



また、Facebookではページに「いいね」を押してくれた学生には、投稿内容がタイムラインに表示されるようになります。興味を持ってくれた学生に継続的にアプローチできるのも、ソーシャルリクルーティングの大きな強みの1つです。


3.WEB上でセミナーや質問会を開催

企業がFacebookページを作ると、投稿が一方的な広報活動や採用告知になりがち。しかし、ニトリは違います。ページに「いいね」を押した学生が参加できる、WEBセミナー質問会などの双方向コミュニケーションのツールとしても活用しているのです。



こうした取り組みは、説明会を開くコスト削減になるだけでなく、興味を持ってくれた地方の学生ともつながる機会を持てるので、企業側のメリットは非常に大きくなります。また学生側も、自宅や外出先にいてもリアルタイムで視聴ができたり、気軽に質問ができたりするので、かなり魅力的な企画と言えるでしょう。

おわりに

ソーシャルリクルーティングと言っても、ただ企業のFacebookページやTwitterアカウントを作るだけでは、あまり意味がありません。学生たちは、企業の情報発信について意外とシビアな目線で見ているもの。「大した情報は流していないな」「あまり力を入れていないな」など、すぐに見抜かれてしまいます。

ニトリのFacebook活用術からも分かるように、ソーシャルリクルーティングを成功させるには、企業側の地道な努力の積み重ねが必要です。アカウントを「作って終わり」にするのではなく、作ったものをぜひ効果的に活用しましょう。

(編集・執筆:サムライト
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