サイボウズなど、3社の成功体験に学ぶ!社員の離職率を劇的に改善する方法

サイボウズなど、3社の成功体験に学ぶ!社員の離職率を劇的に改善する方法

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大卒の新入社員の3割が3年以内に離職すると言われる今の時代。社員の定着率が上がらないことに、頭を抱える企業も多いのではないでしょうか。

しかし中には、社員の離職率を劇的に改善した企業もあります。今回はその成功例として、サイボウズ・ビースタイル・カネテツデリカフーズの3社をご紹介。それぞれが行なった独自の取り組みを参考にして、ぜひ社員の定着率アップにお役立て下さい。

1.人事制度を充実させ、離職率を28%→4%に劇的改善:サイボウズ株式会社

サイボウズ

従業員数100人未満で、年間30人が辞めていた暗黒時代

チーム・コラボレーションを支援するツールを開発・提供している、サイボウズ
少し前に、働くママにフォーカスした大丈夫のムービーが大きな話題を呼んだことも、まだ記憶に新しいかと思います。

今では「学生が働きたい企業50社」に選ばれるほどの人気企業となった同社。しかし、以前は長時間労働休日出勤が日常化し、オフィスの雰囲気も悪かったそうです。2005年には、離職率が28%に上昇。100人に満たない会社で、年間30人が辞めてしまう状況になっていました。

働き方の「多様性」を認める制度を徹底整備

会社の危機的状況を回避しようと、サイボウズは働き方の多様性を認める様々な制度を導入していきました。

たとえば、年に1度、重視するものをワーク、ワークライフバランス、ライフの3種類から選べる「選択型人事制度」。場所や時間の制約を受けずに働くことができる「ウルトラワーク制度」。男女関係なく最大6年間休める「育児休暇制度」など…。こうした様々な取り組みが成果につながり、離職率は28%→4%にまで改善されました。

2014年には、「ダイバーシティ経営企業100選」を受賞。社員が働き方を柔軟に選べるようにとこだわり抜いた結果、働きやすい企業として名実ともに生まれ変わったのです。

2.ビジョンの見直しを図り、社員大量離脱の危機を乗り越えた:株式会社ビースタイル

ビースタイル

リーマン・ショック後に訪れた、新たな危機

2014年に、働きがいのある会社「ベストカンパニー」の1つに選ばれた、人材派遣会社のビースタイル。この会社も、以前は離職率の高さに悩まされていました。

キッカケは、2008年のリーマン・ショックでした。社員一丸となってこの危機を乗り越えましたが、本物のショックはその後に訪れました。危機回避という共通目標を失った結果、会社に緊張感がなくなり、社員の気持ちがバラバラになってしまったのです。

気づけば、離職率は20%超え…。しかし、社内には「ベンチャー企業だから仕方ない」という雰囲気もあったと言います。

ビジョンを見直し、企業風土を刷新

止まらない人材流出を深刻に受け止めたビースタイルは、「やりがいがある」と言われる多くの企業について調べることから始めました。そして辿り着いたのは、自社には「明確なビジョンがない」という問題点。社員の定着化を図れない最大の理由はそこにあると考え、企業風土を刷新するためにビジョンの見直しに着手したのです。

その時に最も重視したのは、ビジョンを具現化するための行動指針でした。せっかく決めたビジョンが、絵に描いた餅にならないようするためです。その結果、社員同士のコミュニケーションが活発になり、空気が入れ替わった会社では退職者が激減しました。

3.「超密着教育」により、定着率の向上を実現:カネテツデリカフーズ株式会社

カネテツデリカフーズ

かつて、新人の「3年後離職率」が50%を超えた年があった

神戸の食品製造会社、カネテツデリカフーズ。現在は非常に定着率の良い会社ですが、かつては新卒の離職率の高さが大きな問題となっていました。平均3割と言われる3年後離職率が50%を超えた年もあったそうです。

当時の新人教育は、「仕事は見て覚えろ」という典型的な現場主義。若者の気質が変わっていく中、次第にそのスタイルが通用しなくなり、深刻なコミュニケーション不足・技能伝承不足を招いてしまいました。

マンツーマン教育にこだわり、「大家族主義経営」を貫いた

カネテツが独自に行なった離職率改善対策は、徹底したマンツーマン教育。新入社員全員に対し、2〜3年上の先輩を一人ずつ教育係につけ、数年間行動を共にするというものです。

この超密着型の教育により、新人の離職率は劇的に改善されました。また、教育係の先輩社員にも新たな気付きや学びをもたらし、大きな成長につながったと言います。新人教育が、同時に中間管理職の育成研修にもなっていたのです。さらに、この制度は社員間の結びつきを一層強め、同社が掲げる「大家族主義」の経営を後押しする形となっています。

まとめ

笑顔の社員たち
いかがでしたか?人事制度ビジョンの見直し教育制度…。3社とも、それぞれが独自性のある取り組みで成果を出していましたね。

一口に離職率が高いと言っても、企業によって抱える問題は様々です。何が問題かによって、自ずと解決策も変わってくることでしょう。今回の事例を参考にして、ぜひ自社にとってベストな解決策を見つけて下さい。

(編集:サムライト

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