会社の魅力はどう伝える?採用を強くするために学びたいBASEの“発信力”(後編)

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誰もが簡単にネットショップを開設できるサービスおよびショッピングアプリ「BASE」、オンライン決済サービス「PAY.JP」を運営するBASE株式会社

決済・金融という経済活動のコアな領域に関わるサービスを展開する同社は、今、新たなフェーズへと移行しつつあります。そして、それは採用においても同様です。

同社が新たな人材を採用するにあたって、求職者に応募してもらうために、どうやって会社に魅力を感じてもらうのか。後編でも同社CFOの原田健さんに、お話をお聞きしました。

▼前編はこちら
「1を10に成長させる」人材を採れ。“脱”スタートアップ企業が取るべき採用戦略をBASE原田氏に聞く(前編)

スキルよりも人柄を重視していたこれまでの採用

—これまでの採用では、知人や社員の繋がりからの採用が多かったということですが、どういった部分を重視していたのでしょうか?

原田:初期はスキルよりも、その人の雰囲気が合うかどうか人柄で採用していました。紹介経由ということで、ある程度はどんな人物かという保証はありましたので。あとは会ってその人の雰囲気を見て決めていました。それと、SNS経由も多いですね。CEOの鶴岡がTwitterなどでこちらから「よかったら遊びに来ませんか?」と連絡していました。

—今後もそういった採用は続けていくのでしょうか?

原田:SNSに関しては情報感度の高さがわかりやすいので、良い方を見つけたら声をかけていきたいと思っています。

—過去採用された方でいまはどういう風に成長されたのか教えてください。

原田:目立った事例でいうと創業直後からBASEを支えているエンジニアはTwitterがきっかけで採用に至っていて、現在はリードエンジニアで執行役員です。それと1人目の正社員のデザイナーもTwitterで声をかけています。

そのデザイナーに関しては、少し変わった経緯で採用しているんですけど、もともとBASEには各ネットショップを集めたポータルサイトがなかったのですが、そういうサイトを勝手に作っている人がいまして。その人のTwitterをCEOの鶴岡が見つけて声をかけたんです。それがきっかけで入社していますね。

—初期の採用は、代表の鶴岡さん経由が多いのでしょうか?

原田:初期はそうですね。鶴岡が見つけてきたり、周囲で協力してくれる方からの紹介で採用していました。鶴岡が他の会社の社長と違うなと思うのは、カルチャーやミッションを全面に推し出さないんです。もともとエンジニア出身なので、いかに良いプロダクトを作るか、いかにユーザーに喜んでもらうかということに対してコミットできる人を最も大事にしているんですよ。

どういう人かというよりも、「この人いい感じだよね」のような、人としてのフィット感を見ていました。こうした採用方法の良さは残しつつも、今後は求めているスキルと経験をしっかりと積んでいて、会社の次のフェーズを引っ張ってくれるような人を採用することが、会社の成長につながると思っています。

会社のミッションやバリューについても今までは少人数のメンバーで共通認識があり、あえて明確に設けていなかったのですが、今は社員も増えていますし、今後、BASEがどういう会社なのかということを社外のより多くの方に伝えられるよう言語化していく必要があると考え、今期より設けています。

スタートアップの“次”へ。これからのBASEが掲げる3つの魅力

—今後は採用体制を整えていくのですね。では、面接の場で応募者を、実際の入社にまでつなげていくために実践している方法がありましたら、教えてください。

原田:応募者に対して「BASEにはあなたが必要です」ときちんと伝えることが大切です。そのためには、伝える内容、タイミング、方法を考える必要があります。ランチやカフェに行って話したり、その方法はケースバイケースです。

—応募者が働きたいと思ってもらえるよう、会社の魅力を伝えることは、採用活動において重要なプロセスかと思います。御社が行っている発信施策のポイントを教えてください。

原田:弊社の今の魅力は、1から10に成長させる次のフェーズに引っ張っていけるという環境と仕事だと思っています。こうした魅力を応募者の方々に伝えていきたいと思っています。

また、2015年にローンチしたばかりのBASEのショッピングアプリがあるのですが、今はこちらにもかなり力を入れているので、アプリをグロースさせるための仕事ができるというのは面白い部分だと思っています。

あとは、弊社のサービスはBASEもPAY.JPもどちらも決済を軸にしている点でフィンテックに含まれるので、新しい決済の仕組みにコミットできるという面も魅力に感じてもらえています。

オンライン決済サービス「PAY.JP」

オンライン決済サービス「PAY.JP」

毎月1万円BASEで買い物できる。BASEらしさを作る社内制度

—応募者にとって魅力的な社内制度がありましたら教えてください。

原田:毎月1万円までBASEで買い物ができるという制度があります。これは福利厚生という面もありますが、社員にショップでの購入体験をしてもらい、それをサービスの成長に活かすという目的もあります。さらに、実際にショッピングをすることで、お気に入りの商品やお店を見つけて、自社のサービスをもっと好きになってもらいたい。これはBASEらしい制度だなと思います。

また今後は人事担当者が採用にあたりますが、採用業務だけでなく組織や風土を作っていくということにも挑んでもらいたいと思っています。福利厚生制度や評価制度などの一連の人事制度作りですね。

CEO鶴岡の考え方として、人事制度や社内制度は、トップダウンで決めるのでなく、社員から提案して欲しいと考えています。ユニークな社内制度などを作っていくことで、もっとBASEらしさを打ち出していければと思っています。

0から1を作るフェーズから、1を10に成長させるフェーズへと移行する中で、新たな事業に挑戦し、新たな制度を作ることで、今以上に魅力的な会社にしていき、次のBASEを作る人材の採用に繋げていきたいです。

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