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社員数25名の会社が300名もの応募を集めた?株式会社リヴァ採用担当者の松浦さんに、募集の作成から活用秘話まで伺いました!(前編)

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今回お話を伺ったのは、『ひとりでも多くの人が自分らしい生き方に気づき、ともに実現を目指す』 というビジョンを体現すべく、うつ病の方の再発予防・社会復帰支援(復職・再就職支援)の個人・法人向けサービスを展開している「株式会社リヴァ」。

前編では、メインでWantedly Adminを運用している、採用担当者の松浦秀俊さん(写真右)にお話を伺いました。後編では、今回300名もの応募の中から入社した、北口ひとみさん(写真中)と大倉愛由(あゆ)さん(写真左)にお話を伺います。

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採用担当者の松浦秀俊さん

■ 短期間に300人もの応募を集めた秘訣

ひとつの募集で短期間に300人もの応募を集めた秘訣は「3つ」あるのだと、採用担当者の松浦さんは言います。

① 私たちの考え方に共感する人に宛てたタイトルをつける
② なぜ募集するのか、どんな人が必要なのかを素直に書く
③ 周りの協力者に支援をお願いする

私たちの考え方に共感する人に宛てたタイトルをつける

『くすぶっているヒト』求む!!新しい生き方を切り拓く『開拓ビト』を募集。」というタイトルは、代表の伊藤さんが考えたもの。ただ、『くすぶっている』というキーワードはネガティブなのではないか? と、その当時は社内で議論になったそうです。

メンバーで話し合ったところ、『くすぶっている』には何かもやもやしている火種があるはずで、その人の中にある燃えそうなくすぶりをポジティブに転換したいと考えている方を募集したいね、という結論が出ました。

そもそも、私たちが支援しているうつ病の方が復帰する社会は、様々です。そのため、いくら経験豊富だからといって医療や福祉業界の経験しかないスタッフだけでチームを組んでも、いい支援につながるとは考えていません。私たちが必要としているのは、どんな人にも可能性があることを信じ、本気で理念実現のために動ける想いを持った人です。その上で、Web業界や人材業界で働いていたなど、様々なバックグラウンドを持つ方が集まることで支援にも多様性が出ると考えています。

リヴァには半年かけて一通りの支援業務が出来るようになる研修制度があるので、たとえ未経験であってもその制度をベースにやってければある程度身につけることができます。業務内容というよりは、理念を見て応募してくれる方が多いので、他の媒体よりも、一緒に働きたいと思える人材が多いと感じているので、Wantedly Adminを活用していますね。

なぜ募集するのか、どんな人が必要なのかを素直に書く

募集要項の文章では、スタッフが日々いいなと思っていることや大切にしていることを率直に書こうと心がけました。そうしたことで、エントリーしてくださった方の中には、『求める人物像にこれとこれが当てはまります』と伝えてくださる方もいて。応募いただく中で、リヴァの理念やスタンスに共感してくれる方がいることは、担当としても仕事のやりがいを再認識できましたし、自社を振り返るいい機会になりました。

募集を始めた経緯。今後一緒に働く人は誰でもいいわけではありません。どうして人を必要としているのか、どんな人が必要なのか。その部分をしっかり書くことは大変ですが、大切なことです。

以下は、リヴァさんの募集要項の抜粋です。どうして新しい人を採用しようとしたのか、誰でもいいわけではない「あなた」に向かって語りかけているような文章が印象に残ります。

「くすぶっているヒト」求む!!
その意図について、最初にお伝えさせてください。
仕事で上手くいかないことがあった時。
自分の意に沿わない仕事をしている時。
自分の仕事が無意味と感じてしまう時。
「ああ、なんで自分はこんなところでくすぶっているんだろうなぁ」
思わず、こんな言葉が口をついて出てくることはありませんか?
そして、「くすぶっている」だなんてネガティブな言葉に
また自己嫌悪を感じたり。
でも、ちょっと待ってください。
「くすぶる」には火種がいるんです。
だから、あなたの中には何か燃えそうなものがあり
ただ、上手く燃えていないというだけのこと。
その火種、ちょっとリヴァに分けてもらえませんか?
くすぶっていることから逃げるのではなく
「くすぶりを、ポジティブに転換できる方」を募集しています。


『くすぶっているヒト』求む!!新しい生き方を切り拓く『開拓ビト』を募集。」より

周りの協力者に支援をお願いする

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Wantedly Adminは、公開後1週間経ってしまうと「新着」での露出が減ってしまいます。いくら想いを込めて作成した募集であっても、多くの人に見てもらわなければもったいないので、松浦さんは、その1週間で、いろいろ働きかけました。その中でも重要だったことは、社員の周りの知り合いに「応援依頼」をすること。

私や社員の友達100人ほどに、Facebookで応援依頼のメッセージを送りました。応援依頼のメッセージの定型文は自分がつくり、頼み方が一方的だと頼まれた方はおもしろくないので、『あなたの会社がWantedlyで募集する際には私も応援します』と、相互にメリットを感じられるような内容になるよう工夫し連絡してみました。連絡した中には、Wantedlyを知らない初めての方もいたので、『Wantedlyにアカウント登録をしないと応援ができないんです』と説明をつけながら依頼することを心がけました。特に、SNSを活発にやっている人には積極的にお願いしました。

その結果、多くの方がリアクションをとってくれたおかげで、何回もWantedlyの「今週のランキング」に掲載されました。今回入社した北口は、ランキングに掲載されたことがきっかけでリヴァの募集要項を知ったのだそうで、露出が増えたおかげで効果が出たのだなと分かりうれしかったです。

また、応募してくれると応募者と共通の友人が表示されるので、その友人に「あなたのおかげでエントリーがきました」と感謝を伝えています。もしその人の応援がまだだった場合は、シェアをお願いしています。その優秀な方のシェアでその方につながっている優秀な人が来る可能性があるからです。

次に重要視していたことは、メンバー全員の「プロフィール項目」を埋めてもらうこと。

露出回数が増え、徐々に会社ランキングが上位になってきたところで、さらに興味を持ってもらうためには、リヴァにはどんな人が働いているのかを見てもらい『誰とはたらくのか』をイメージしてもらうことが必要だと考えました。そこでメンバーにお願いして、各自のプロフィールを書いてもらいました。

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採用はひとりではできません。さまざまな協力者を巻き込みながら、応募や応援を集めていくことではじめて、自社にマッチした方を採用することができるのです。

リヴァ流の選考方法

2014年4月から、Wantedly Adminをご利用いただいている株式会社リヴァ。最初の募集で300名もの応募を集めた後、どうやって選考を進めていったのでしょうか。

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応募を始めた当初は、早い段階でエントリーした人には時間の許す限り会おうと考えていました。しかし、エントリーが増えるに従って、とてもじゃないですが追いつかなくなってしまいました。どうしようかと悩んでいたときに、Wantedlyが主催する「第2回 採用担当者向けセミナー(Retty社登壇)」に参加してみたんです。

そこで、『興味持っている方を何名か呼んで、採用に関する具体的な話はせずに、会社やメンバーの雰囲気を体感してもらう場を設ける』という形式のグループ面談をしているという話を聞いて、さっそく試してみました。1回につき4,5人を呼んで、「今後何をしていくんですか?」や「何をやっていますか?」と聞いたり、リヴァについて自由に質問してもらったりしています。単純にリヴァの説明会だけではなくて、参加した方もお互いに自己紹介をしてつながりがつくれるような場にすることを心がけています。

採用は、松浦さんを含め5人でローテーションして面談・面接を行っているのだそう。最終面接は代表が行うため、それまでにほぼ全員が会って、一緒に働くイメージを持てるのかどうかを判断しています。

質問してもらうこと』は面談・面接の中で重視していますね。スキルは重視しませんが、現場の仕事に直結する、質問と回答の中で会話がしっかりできているかは優先的に見ていました。

『単純に支援をしたいです』ということだとリヴァじゃなくてもできます。支援をしたその先に何をしていきたいのか。今後展開していく際に、前を向いて一緒に何かやりたいと思っているのか。そういう考えを持っているかどうかは事前に確認していますね。

「くすぶっている人」を引き続き採用していきたい

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初回の募集のタイトル通り、くすぶっている層はさらに採用していきたいです。一段落したこともあって以前掲載していた求人は止めていたのですが、期間が空いてしまったので、あらためて募集要項を作り直しました。北口も、ランキング上位に来たから見つけられたと言っているので、あらためて出して上位を目指すつもりです。

「くすぶっているヒト」求む!!新しい生き方を切り拓く「開拓ビト」を募集。

また、これからエンジニアを募集していくことを考えているのだそうです。その理由を聞いてみました。

エンジニア激戦区の中で、私たちはどのターゲットに認知してもらおうかと考えました。システムやアプリを作っていても、どこか社会に役立っている感を感じづらい、もっとヒトの人生に関わるような直背的な貢献をしてみたいって思っている層に響くように募集してみました。

システムの規模で言えばリヴァでは物足りないかもしれません。しかし、人の人生に大きな影響を持ち、多くの人が元気になっていく経験は何にも代えがたいものだと思うのです。

今はインフラのシステム担当のエンジニアがひとりで、熊本からリモートで仕事をしてくれています。新しい事業の要件定義の段階であり、どのようなシステムを創れば、より多くの人の『自分らしい生き方』の可能性を広げていけるか、そんなことをあーだーこーだ議論しながらカタチづくっていきたい、そんな人材を募集しています。

最後に、松浦さんはこんなことを言ってくださいました。

Wantedly Adminは『広報ツール』としても使えます。一種のメディアのような場所と考え、積極的に自社の露出を増やすことで、思ってもみなかった方が興味をもってくれることもあります。能動的にサービスを活用することでリヴァのブランディングにもつなげていきたいですね。これからもWantedly Adminを活用していきたいと思っています。


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(写真・編集: 平野太一)

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